ANAとJALは2019年8月1日以降(8月、9月)に発券される国際線航空券の燃油サーチャージの値上げします。前回6月も値上げしていますので、2回連続の値上げとなります。
JALでは燃油特別付加運賃額を2カ月ごとに、直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づき見直しています。2019年4月から2019年5月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり81.91米ドルでした。これに同期間の為替平均1米ドル110.77円を乗じたシンガポールケロシン市況の円貨換算額は9,073円となり、2019年8月から9月に発券される航空券に適用される燃油特別付加運賃は、条件表のZone D (9,000円基準) の金額に改定します。
JALのプレスリリースですが、基準はANAも同様なので、8月からはANA/JALともに燃油サーチャージは値上げとなります。
JAL区分でいくとゾーンDになります。過去の状況からみればやや高めの区分にまで上昇してきていることがわかります。
- 2016年4月~2017年1月:適用なし
- 2017年2月~3月:ゾーンA
- 2017年4月~7月:ゾーンB
- 2017年8月~11月:ゾーンA
- 2017年12月~2018年1月:ゾーンB
- 2018年2月~7月:ゾーンC
- 2018年8月~2019年1月:ゾーンD
- 2019年2月~2019年3月:ゾーンE
- 2019年4月~2019年5月:ゾーンB
- 2019年6月~2019年7月:ゾーンC
ちなみにゾーンという表記はJALでつかっている名称ですが、ANAも同様の区分になっています
8月、9月以降の燃油サーチャージ
- 韓国: 1000円
- 東アジア(韓国を除く): 3500円
- ベトナム/フィリピン/グアム: 4000円
- タイ/シンガポール/マレーシア/ミャンマー/カンボジア: 6500円
- ハワイ/インド/インドネシア: 8500円
- 北米(ハワイ除く)/欧州/中東/オセアニア: 1万4000円
※すべて片道料金
ゾーンDになるとかなり高く感じますね。特にマイラーの方にとって、燃油サーチャージは特典航空券(無料航空券)でチケットをとっても別途必要になってしまいます。
ここが大きくなると、マイルで特典航空券がとれても痛い出費になってきますね……。
夏休みの発券はお早めにってことですね。
8月の旅行計画を立てているというのであれば、お早めに発券したほうがいいってことになりますね。
なお、10月以降の燃油サーチャージは今の相場だとやや値下がりするんじゃないかなーといったような原油価格の推移と為替レートになっています。
燃油サーチャージについて以下の記事も参考になるかと思います。