ANAはソニー銀行と外貨預金と外貨決済の分野で提携をするようです。
ANAマイレージクラブ Sony Bank WALLETの取り扱いを開始します。同カードはAMC(ANAマイレージクラブ会員証)兼、ソニー銀行のデビットカードとなっています。
ブランドデビットカードとなっていて、1000円の利用につき5マイル(ANAマイル)が貯まる仕様になっています(0.5%還元)。
また、2019年11月からはANAマイル付き外貨定期預金を開始、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、中国人民元、南アフリカランド、スウェーデンクローナの外貨を1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年の定期預金にすると、満期時に外貨定期預金金利に加えて、預け入れ通貨・期間・金額などに応じたANAマイルを獲得できるようです。
ANAとソニー銀行の提携サービス
マイル付き定期預金はスルガ銀行ANA支店でも実績がありますが、ソニー銀行でも実施という事になるわけですね。
ソニー銀行は外貨預金を強化したい思惑があり、Sony Bank WALLETの強みである外貨決済機能とのシナジーも高そうなANAを提携先に選んだというところでしょうか?
なお、外貨預金についてソニー銀行は銀行の中では手数料が控えめではあるものの、FXと比較するとコストが圧倒的に高いです。
上記の記事にもあるように外貨預金は基本お勧めしません。外貨決済の機能だけなら選べないこともないですが、FX会社のサービスにも外貨出勤や外貨両替、外貨決済などが可能なところもありまして、そちらを使うほうがコスト安になると思います。
ANAマイルが貯まるというところに食指が動かないわけではありませんが、滅茶苦茶たくさんたまるってわけでもないでしょうし、私はとりあえずパスですかね。
VISAデビットを解約して、通常のキャッシュカードを受け取った後でANAマイレージクラブ Sony Bank WALLETの受け取りが必要と、既にソニー銀行の口座持っている人は切り替えが面倒くさそうですし……。
外貨預金または投資信託の残高でANAマイルが貯まる
100万円以上で毎月20マイル~40マイルがもらえるようです。1000万円なら毎月400ANAマイル(年間4800ANAマイル)ですね。
年率換算だと0.048%還元か。取り扱いの投資信託次第ではやってみる価値はあるかもしれませんね。1マイル=2円換算とすれば0.96%の還元という事で結構な還元率になりますね。
楽天証券やSBI証券にも残高の0.05%弱のポイント還元はありますが、ANAマイルを有効活用できる方はソニー銀行×ANAの組み合わせ悪くないかもしれません。
ただ、ソニー銀行の取り扱いのファンドを見てみましたが、ネット証券ほどの低コストファンドの取り扱いがなく、数年前のややコスト高のファンドが多いな……という印象がぬぐえない感じです。
結論、微妙……。