
このあいだ、ネクスペイ第5弾のお知らせが届いた。
届いた、というだけで少し安心してしまうのが私の悪いところである。世の中には「届いた時点で半分終わった」と勝手に思いこむ人間がいて、私はかなりその部類に入る。もちろん、届いただけでは何も終わっていない。むしろ、ここから申し込まなければ一円も得しないのである。
ネクスペイ第5弾は、福岡市民限定のプレミアム付商品券だそうで、1口5,000円で6,000円分使える。つまり20%お得というわけだ。20%という数字は、見た瞬間に「これは見逃してはいけないやつだ」と思わせる力がある。
スーパーで値引きシールを見つけた時の気持ちに少し似ている。しかも1人6口まで申し込めるので、最大30,000円で36,000円分使えるらしい。普段は暗算から逃げているくせに、得になる計算だけは妙に真面目になるのだから調子がいい。
こういうお得な制度を見るたびに思い出すのは、昔、期限つきのクーポンを財布に入れたまま大事に熟成させ、気づけばただの紙にしてしまったことである。たぶん脳のどこかに、締切をぼんやり霧の中に追いやる装置がついているのだと思う。私のその装置はかなり高性能で、よく働く。
そして期限切れを起こした瞬間にアラートを鳴らす。3月限定のキャンペーンを4月1日の0時過ぎに思い出すという、ポンコツだ。なので、ちゃんとGoogleカレンダーに入れておこう。
今回のネクスペイも、募集は3月24日までとのこと。
「まだ日にちあるな」と思った人ほど危ないのである。こういうのは、まだあると思っていたら急に当日になり、当日になると今度は「夜でいいか」と思い、夜になると妙に眠くなる。人間は締切前になると、なぜか関係ない場所の掃除を始めたり、お茶をいれたりする。私だけかもしれないが、たぶん私だけではないと思いたい。
しかも期限が18時なので厳しい。
申し込み方法は、スマホを持っている人はWEB、持っていない人は専用はがきだそうだ。重複申込は無効なので、両方出して保険をかけるようなことはできない。そういう抜け道はちゃんとふさがれている。世の中はそのへんだけ妙にきっちりしているのだ。WEB申込ならregion PAYのアプリを使って支払う流れで、はがき申込なら紙チケットになる。紙も安心感があるし、スマホは手軽で早い。便利な時代なのか、選ぶことが増えて少し面倒な時代なのか、こういう時はよくわからなくなる。
利用期間は3月30日から9月30日まで。食料品や日用品の買い物に使えるのが、いちばん現実的でありがたい。私はこういう制度を見ると、つい「何に使おうか」と夢をふくらませるが、だいたい結局はトイレットペーパーとか洗剤とか、たいへん生活感のあるものに消えていく。でもそれでいいのだと思う。派手さはないが、暮らしというのはだいたいそういうものでできている。
というわけで、ネクスペイ第5弾は福岡市民にとってかなりお得なキャンペーンである。
そして私に必要なのは、制度の理解よりまず「忘れないこと」なのだ。
お得情報というのは、知っているだけでは一円にもならない。申し込んで、当たって、買って、使って、ようやく意味がある。そこまで考えると少し面倒だが、6,000円分お得になると思えば、急にやる気もわいてくる。人間は案外、単純なのである。
そういえば、ネクスペイについては別媒体で記事も書いてます👇
福岡の方はどうぞー。